知財を活かす!実務で役立つ、知的財産管理技能検定2級

資格の概要

知的財産管理技能検定とは、特許、商標、著作権など、知的財産に関する戦略、法務、リスクマネジメント、調査、ブランド保護、技術保護、コンテンツ保護、デザイン保護、契約、エンフォースメント(権利行使)に関する幅広い知識や技能の程度を測る試験です。
2級試験では、知的財産分野に関する基本的な知識や管理能力を身に付けることを目指します。

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■試験日程
3月、7月、11月(年3回)

■申込期間
①10月中旬~1月下旬
②2月中旬~5月下旬
③6月中旬~10月中旬

■試験会場
全国各地

■試験方法
・学科試験/筆記試験(マークシート方式)
・実技試験/筆記試験(記述方式)

■試験時間
・学科試験/60分
・実技試験/60分

■合格基準
・学科試験/80%以上
・実技試験/80%以上

■受験料
・学科試験/7,500円
・実技試験/7,500円

■受験資格
・知的財産に関する業務について2年以上の実務経験を有する者
・3級技能検定の合格者
・学校教育法による大学又は大学院において検定職種に関する科目について10単位以上を修得した者
・ビジネス著作権検定上級の合格者

■受験申込・問合せ
知的財産教育協会
http://www.kentei-info-ip-edu.org/

合格に向けた学習のコツ

受験資格がやや複雑な試験であり、2年以上の実務経験や、3級試験やビジネス著作権検定上級の合格者など、いずれかの条件が課されます。また、試験合格を受験資格とする場合には、有効期限があり、前々年度までの合格と限られています。そのため、短期間で目標のレベルに達する必要があります。いずれにせよ、基礎的な知識を有していることが前提となります。ちなみに実務経験については、第三者による証明は不要であり、自己申告制となります。国家試験ということもあり、形式的な条件について、他資格より厳格なところがあります。

勉強方法としては、公式、各出版社を問わず、テキストと問題集を入手しましょう。他の資格試験ではあまり例のない、80%のボーダー(合格基準)が2級試験の難しいところであります。問題自体の難易度はあまり高くありませんが、問題数の都合上、多くは失点できません。そのため、2級試験に関しては、確実に得点ができるよう、問題集を繰り返し解くことをおすすめします。試験の制度上、初学者はいませんので、いままでの知識・学習に深みと幅を持たせることで対応できると思います。

3級試験と同様に、学科と実技を分けて対策する必要はありません。
合格率はどちらも平均して3割程度で、回によって振れ幅があります。一部合格を利用して、複数回で合格を目指すのも得策だと思います。


知的財産管理技能検定はどんな人向けに必要?

企業・大学の知的財産部や法務部、弁理士・特許事務所などに勤務されている方、または就職を希望している方におすすめの資格です。
件数は少ないですが、知的財産管理技能士会でも、技能士を対象とした外部求人情報を掲載しています。
弁理士試験を目指している方の腕試しとしても最適です。1級試験の受験資格でもあり、さらに専門性を高めるための通過点でもあります。

資格取得を推奨し、資格手当を支給している企業もあり、比較的評価も高く、社会的ニーズのある資格です。
レベルとしては、「基本的な管理能力」と位置付けられており、現場で経験を積まなければ実務を任せるには不安な面も多々あるかと思います。

弁理士と異なる点は、独占資格ではなく、能力の証明になります。そのため、企業に所属し、内部で能力を発揮することが主となります。
また、名称の独占は認められおり、2級知的財産管理技能士と名乗ることができます。

知的財産に対する意識は高まり、会社の経営資源を守ることができる人材がより多く必要とされる時代です。国家試験としては取得しやすい資格ですので、この機に挑戦してみてはいかがでしょうか。