ビジネス書を読み解くチカラになる!経営学(マネジメント)検定初級

資格の概要

経営学検定は、民間の試験に含まれる一定水準以上の経営知識を証明する資格です。企業・官公庁・NPOなど各種の組織で活動している実務家や、大学で経営学を学んでいる学生に対して、経営に関する学習目的とインセンティブを提供することが意図されています。近年では、マネジメント検定という呼称も使われています。
初級試験では、新入・若手社員、学生(大学2~3年生)を対象としており、経営学の基礎知識が問われます。

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■試験日程
6月、12月(年2回)

■申込期間
試験日の約2ヵ月前

■試験会場
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、金沢、広島、福岡

■試験形式
マークシート式(四肢択一)

■試験科目
・企業システム
・経営戦略
・経営組織
・経営管理
・経営課題

■試験時間
90分

■合格基準
65%以上

■受験料
4,700円

■受験資格
学歴・年齢・性別・国籍に制限はありません

■受験申込・問合せ
一般社団法人 日本経営協会
http://www.mqt.jp/

合格に向けた学習のコツ

合格率が約50%ではありますが、とても易しい試験という印象です。初級試験は、受験者の4分の3が学生であること、受験者数が全国で千人程度であるという事情が関係すると思います。大学の講義や資格の勉強で、経営学を一通り勉強した経験のある方であれば、その知識だけでも合格できるレベルです。

勉強方法としては、実施団体が出版している公式テキストを利用しましょう。非常によくまとまっており、受験後も手元に置いておくと参考にしたい時に重宝します。マイナーな試験であるため、その他に受験対策用の参考書は見掛けません。通勤や休憩時間に読むだけで十分だと思います。過去問もありますが、初級に関しては必要ないと感じます。深く知りたい用語等があれば、その都度、インターネットで検索すれば良いでしょう。
初学者の場合は、多くても約20時間の勉強時間があれば合格を狙えると思います。

マネジメント検定はどんな人向けに必要?

受験者数からも判断できますが、現状では知名度に乏しい試験であるため、就職や評価に活かすとなると、初級試験の合格では難しいと感じます。
また、上位に中級・上級試験もありますが、こちらも試験内容の難しさの割には、社会的な評価が伴っていない印象です。社内研修での利用や昇進要件として推奨されている場合など、所属する組織の理解あってこそ活かせる資格だと思います。
初級合格後、スキルアップを目指すのであれば、同じような分野を学習する、国家資格である中小企業診断士や、MBA(経営学修士)の取得と比較検討すると良いでしょう。

大学教授や実務家が関わっている質の高い試験であるため、大学の講義と同等の内容を、短い時間で体系的に習得することができます。初級で学習する範囲は、中小企業診断士の初歩であり、情報処理技術者試験など、多くの資格試験で重複します。そのため、手始めにこちらの試験で勉強を済ませておくと、その後に目指している資格において、学習の手間を省くことができます。

この資格のメリットとして、ビジネス書を読む際に、より一層の理解が深まることだと思います。多くのビジネス関連書籍は、経営者やコンサルタントの方が執筆しています。そのため、経営学の知識に基づいた内容も多く、頻繁に経営学用語も文中に出てきます。共通認識としての基礎知識が曖昧なままであると、読んだ気にはなりますが、内容が頭には入ってきません。

経営学検定の初級を単体で活かせる場面は少ないと思います。しかし、この資格を基礎に活用できる分野はとても多く、自身の可能性を広げることができます。自己啓発の初めの一歩として、後のスキルアップに繋げましょう!