試験監督バイトの仕事内容
試験監督バイトと聞くと、「試験場で、試験を受ける人を見守って、試験用紙や解答用紙を集めたりする仕事?」「楽かもしれない」と思いますね。
実際は、どのような仕事なのでしょうか。その仕事内容について、見てみましょう。
試験開始前
試験時間より、1~2時間早く集合します。担当者から、当日の流れについての説明を受けます。
説明が終わったら、マニュアルや問題用紙が配られます。
それから、会場へ向かいます。
会場についたら、黒板やホワイトボードに、時間割や注意事項を書いて準備をします。
机や椅子をセッティングすることもあります。
受験生が来たら、教室が合っているかどうかを確かめて、着席するように案内をします。
全員揃ったら、試験についての注意などを説明します。
試験開始~試験中
問題用紙と解答用紙を配ります。
試験を開始します。
教室全体を監視します。
試験中は、カンニングや不正行為がないかを、見て回ります。
受験生が、モノを落とした時に対応したり、トイレへ行くのを誘導したりします。
試験終了後
試験が終わったら、問題用紙と解答用紙を回収します。記入漏れや、枚数が合っているかを数えて確認します。
全ての試験が終わったら、受験生が帰るのを見届けてから、教室の片付けをします。
黒板やホワイトボードを消します。忘れ物がないかどうかもチェックします。
責任者に報告して、終了です。
時給の相場
試験監督バイトの時給の相場は、どのくらいなのでしょうか。
時給制と、日給制があります。
時給は、1000円~1500円程度。
日給は8000円程度です。
勤務時間の相場
試験監督バイトの勤務時間の相場は、どのくらいの長さなのでしょうか。
試験ごとに、大きく異なります。
長くかかる試験もあれば、短く終わる試験もあります。
TOEICなどの試験の場合は、準備を含めて、3~4時間で終わる傾向があります。
センター試験や大学入試模試などの試験の場合は、8時間以上かかる場合もあります。
メリット、身に付くスキル
TOEICの試験監督バイトでは、丁寧な説明があったり、サポートが整っているようです。
初めての人でも、トライしやすく、楽にできるのかもしれません。
「試験時間中は、本を読んだり、リラックスできた」という人もいます
「給料が良い」と感じる人もいるようです。
一方で、具体的に、身に付くスキルというのは、あまり期待できないかもしれないです。
今までは、試験を受ける側だったのが、今回は、運営する側となり、試験の裏側をみることができて、社会勉強になるといえるかもしれません。
デメリット、大変なこと
受験生が試験を受けている間は、しっかり監督していなければならないために、気を張る必要があります。
また、受験生の邪魔にならないように、ずっと静かにしているのも結構大変です。
実際に、試験監督バイトをしたことのある人からは、「眠気との闘いだった」や、「時間が長く感じる」「退屈だった」などの感想があったようです。
よく募集を見かける試験監督の求人
- 英検、TOEIC、漢検などの資格試験
- 河合塾や駿台など予備校が主催する模擬試験
- 各種入学試験 など
まとめ
受験や模試を経験した学生の人などで、試験監督に親しみを覚える人は多いでしょう。自分が、受験をした時に、質問があって手を挙げてもなかなか試験監督の人が気が付いてくれなかった経験のある人が、自分が試験監督になったら、そういう質問のある人を見逃さないようにしよう、と意気込む人もいるようです。
自分が、受験をした時のことを懐かしく思うこともあるでしょう。
受験している人にとっては、その先の進路を左右することになるかもしれないので、試験監督をする人も、しっかり職務を果たそうと考えて臨むべきと言えます。