「治験って知ってる?」と、友人から聞かれ、「えっ?なに?」と、そのときはまだ、私は「治験のアルバイト」について、よく知りませんでした。
「あのね、一泊二日とかで、まだ開発中の薬を服用する仕事だよ。」
「でね、だいたい2万円ぐらいになるの。」
わあ、なんだか未知の世界、しかも稼げる、、、。でも、実際はどんな仕事なんだろう?と、友人にいろいろ聞いたことをまとめてみました。
「治験」ってなんだろう?どんなことをするの?
「治験」とは、製薬会社が新薬を開発し、厚生労働省から、正式に薬として認可がおりるまでの、臨床検査のことです。「治療の検査」を略して「治験」です。
「治験のアルバイト」は、事前に健康診断を受け、指定された場所に出向き、日帰りか宿泊で薬を服用し、体温、血圧、血液、尿などの検査が行われます。宿泊の場合は、栄養管理された食事が提供されます。
半日働いて1万円?何しろ稼げる仕事!
友人は、日帰りから一週間まで、様々な「治験のアルバイト」を経験したことがあると、話していました。
お給料は、一週間のコースで、なんと10万円のお給料!「めちゃくちゃ暇だけど、ただ薬を飲んで、寝てるだけだからね!」うん、確かに、凄く稼げる!「日帰りは半日で1万円、一泊二日は食事付きで2万円だったよ!」
でも、具合悪くなったりしたときは、どうするの?
副作用には、手厚い治療が用意されている!
当日に副作用が出た場合は、即、検査は中止されて、日当はいただけます。
また、検査中、検査後に関わらず、「治験のアルバイト」による副作用については、製薬会社から手厚い対応があり、被験者本人が金銭的負担をすることはありません。
「治験のアルバイト」に向いている人って?
- 時間が自由にとれる人
- 集団生活が気にならない人
- 健康に自信がある人
友人いわく、ずばり!この3つだそうです。
ただし、誰でも「治験のアルバイト」で採用されるわけではなく、事前の健康診断で、予定している薬に合わない体質であったり、被験者となるための基本的な数値がみられなかった場合は、不採用となってしまいます。
すきま時間に勉強や読書、無料の食事サービス付き!
必ず事前に健康診断がありますので、健康診断を受けていなかった方にとっては、良い機会だと思います。
検査中は、原則として外出はできなく、携帯電話なども使用できません。これを生かして、普段できなかった勉強や読書に、ゆっくりと時間を使うことができます。子育て中の主婦にとって、たまにはご主人にお子さんを預け、ゆったりとした時間とお金が得られることは、一石二鳥かもしれません。
安静にしている不自由?
原則として、検査中は安静に!といわれることが多いようです。
ひたすらベッドに寝ている、、、?友人の場合は、初めての「治験のアルバイト」で、本や筆記用具など、何も持参しないで出向き、一泊二日、めちゃめちゃ暇だったので、2回目以降は、必ずマンガと勉強道具一式を用意したそうです。「暇すぎてコンビニ行きたくなっても、行けないところが辛かったよ。」と話していました。
「治験のアルバイト」の求人情報をチェック!
まとめ
新薬が誕生するための、効能や副作用を検査するという、とても重要な役割を担う「治験のアルバイト」。必ず事前に健康診断を受けますので、普段できなかったような健康管理ができること、そして何と言っても「高収入」であることが、「治験のアルバイト」のメリットだと思います。
検査においては、他の被験者と同室で過ごしますので、集団生活が得意な方に向いているといえます。また、せっかくのゆったりした時間を、読んでみたかった、話題のベストセラーの読書や、資格取得のための勉強など、有意義に過ごすことも可能なので、毎日なんとなく忙しく過ごしていた自分を、改めて再発見することができると思います。